「実家の鍵はかけてあるし、誰も入れるはずがない」

しかし、管理されていない空き家では、窓ガラスを割るなどしてホームレスや家出人が侵入し、勝手に住み着いてしまうケースがあります。

そして最悪の場合、不法侵入者が家の中で死亡しているのが発見されるという事態も起こり得ます。

これは決してドラマの中の話ではなく、実際に全国で起きているトラブルの一つです。


なぜ侵入者は空き家を目指すのか

雨風をしのげて、人目につきにくい空き家は、居場所のない人にとって格好の隠れ家になります。

特に次のような理由で侵入されるケースがあります。

・冬の寒さをしのぐため
・夏の暑さや熱中症を避けるため
・体調不良や持病の悪化

そのまま室内で亡くなってしまうケースもあり、発見されるのが 数ヶ月から数年後 になることも珍しくありません。


不動産の資産価値が大きく下がる可能性

見知らぬ人が家の中で亡くなっていた場合、その物件は不動産取引において

心理的瑕疵(かし)物件、いわゆる事故物件

として扱われる可能性があります。

告知義務が発生する

売却や賃貸をする際には

「この家で人が亡くなっています」

という事実を買主や借主へ伝える必要があります。

不動産価格が大きく下落する

心理的な抵抗感から

・相場より 2割〜5割程度安くなる
・解体して更地にしないと売れない

といった状況になることもあります。


特殊清掃が必要になるケースも

遺体の発見が遅れると

・体液による床や畳の汚染
・強烈な死臭

などが発生します。

この場合、通常の清掃では対応できず

特殊清掃

が必要になります。

費用は

数十万円〜100万円以上

かかるケースもあり、基本的には 建物の所有者が負担することになります。


まとめ:定期管理が最大の防御

空き家への侵入を防ぐためには

「この家は管理されている」

と思わせることが重要です。

具体的には

・定期的に見回りを行う
・雑草を刈り見通しを良くする
・施錠を確認し補助錠を設置する

といった対策が効果的です。

空き家の管理を怠ると、思わぬトラブルによって 資産価値が大きく損なわれる可能性 があります。

あなたの大切な資産を守るためにも、定期的な管理を徹底することが重要です。

※本記事の内容は、執筆時点の法令・情報に基づく一般的な解説であり、個別の事案についての法律・税務・登記のアドバイスを提供するものではありません。実際の手続きや判断にあたっては、弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。

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