空き家を活用して補助金がもらえる制度
「リフォーム代が出せないから貸せない」
そんな悩みを解決できる可能性がある制度があります。
それが住宅セーフティネット制度です。
この制度は、高齢者、シングルマザー、外国人など、住宅を借りるのが難しい人(住宅確保要配慮者)に住まいを提供することで、オーナーが補助を受けられる仕組みです。
社会貢献だけでなく、経営的なメリットも大きい制度として注目されています。
住宅セーフティネット制度とは
空き家を「セーフティネット住宅」として自治体に登録し、住宅確保要配慮者の入居を受け入れる制度です。
登録された住宅は、
- 高齢者
- 子育て世帯
- 低所得者
- 外国人
など、住宅確保が難しい人に対して提供される住宅になります。
この仕組みにより、オーナーは各種補助制度を利用できる可能性があります。
オーナーが得られる主なメリット
① 改修費の補助(最大100万〜200万円)
この制度の最大のメリットは、リフォーム費用の補助です。
例えば次のような工事が対象になることがあります。
- 耐震改修
- バリアフリー化
- 間取り変更
- 設備改善
自治体によって補助額は異なりますが、最大200万円程度の補助が出るケースもあります。
② 家賃低廉化補助(家賃補助)
入居者の所得が低い場合、自治体が家賃の一部を補助してくれる制度があります。
その結果、
- 入居者は安く住める
- オーナーは正規の家賃を受け取れる
という仕組みになります。
これにより家賃滞納のリスクが下がるというメリットもあります。
③ 家賃保証料の補助
賃貸契約では、保証会社への加入が必要になることが多いですが、その保証料を補助してくれる制度もあります。
これにより、
- 入居者の審査が通りやすくなる
- オーナー側のリスクも下がる
といった効果があります。
制度利用の注意点
住宅の登録基準がある
セーフティネット住宅として登録するためには、いくつかの基準を満たす必要があります。
例えば次のような条件です。
- 耐震性があること
- 床面積が25㎡以上
- 住宅として安全に住める状態
これらの条件を満たさない場合、改修が必要になることがあります。
一定期間は制度を継続する必要がある
補助金を受け取った場合、
10年程度
などの一定期間、セーフティネット住宅として運用する義務が発生することがあります。
途中で自由に用途変更できない点には注意が必要です。
古い空き家こそ活用できる可能性がある
「古くて一般の人には人気がない家」でも、
- 安い家賃で住みたい高齢者
- 単身世帯
- 子育て世帯
にとっては、十分に価値のある住宅になることがあります。
補助金を活用してリフォームし、安定した入居者を確保する。
空き家の有効活用の一つとして、住宅セーフティネット制度を検討してみる価値はあります。
※本記事の内容は、執筆時点の法令・情報に基づく一般的な解説です。個別の事案についての法律・税務・登記のアドバイスを提供するものではありません。実際の手続きや判断にあたっては、弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。

