実家を無料のトランクルームにしていませんか?
「今のマンションは狭いから、季節外れの服やスキー板は実家に置いておこう」
「捨てるのはもったいないから、とりあえず実家に送っておこう」
このように、実家を無料のトランクルーム(物置)として使ってしまう人は少なくありません。
しかし、この行動は実家じまいを先送りにするだけでなく、大切な荷物をゴミに変えてしまう危険があります。
人が住まない家は湿気の倉庫になる
空き家は換気がされないため、湿度が非常に高くなります。
特に段ボール箱は湿気を吸いやすく、カビの温床になりやすいです。
例えば次のような被害が起こります。
- 服や布団:カビ臭くなり、黄色いシミ(黄変)や虫食いが発生
- 本やアルバム:ページが張り付き、紙魚(シミ)という虫が発生
- 雛人形・五月人形:顔にカビが生えてしまうケースも
数年後に取りに行ったとき、それらはすでに使えない状態になっていることも珍しくありません。
害虫やネズミの住処になる
段ボールの隙間はゴキブリにとって格好の隠れ場所です。
また、衣類や布団はネズミの巣材として利用されてしまいます。
つまり、あなたが置いた荷物が、
- 害虫
- ネズミ
にとって快適な住処になってしまう可能性があります。
久しぶりに箱を開けたとき、中から何が出てくるか想像すると恐ろしいですよね。
片付け費用が大きく増える
実家を物置として使い続けると、将来その負担は自分に返ってきます。
親が亡くなり、家を売却や解体する際には大量の荷物を処分する費用が必要になるからです。
荷物が多いほど、片付け費用は高くなります。
つまり「とりあえず保管」は、
将来の自分への借金
とも言える行動なのです。
大切なものは手元で管理する
本当に大切なものなら、自分の手元で管理できる場所に置くべきです。
手元に置けないものは、実はなくても困らないものかもしれません。
実家をゴミ箱のように使うのではなく、
- 不要なものは思い切って手放す
- どうしても必要なものは有料トランクルームを利用する
といった方法を検討することが大切です。
※本記事の内容は、執筆時点の法令・情報に基づく一般的な解説であり、個別の事案についての法律・税務・登記のアドバイスを提供するものではありません。実際の手続きや判断にあたっては、弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。

