「誰もいないはずの家の天井裏から、ドタバタと走り回る音がする」
「家の中に入ると、獣臭い異臭がする」
それは、ハクビシン、アライグマ、ネズミなどの害獣が住み着いているサインかもしれません。
彼らは寒さをしのぐため、断熱材の入った快適な空き家を狙っています。放置すると家がボロボロになるだけでなく、感染症のリスクも生じます。
害獣が引き起こす3つの被害
かわいい見た目に反して、彼らが家に与えるダメージは甚大です。
糞尿による汚染・腐敗
害獣は天井裏の決まった場所で排泄する習性があります(ため糞)。
長期間放置されると糞尿が大量に蓄積し、天井板が腐って抜け落ち、部屋中に糞が落ちてくるという深刻な被害につながることもあります。
断熱材の破壊
巣作りや寝床にするために、壁や屋根裏の断熱材を食い破ります。
断熱材が破壊されると、住宅の断熱性能が低下し、建物の劣化も早まります。
ダニ・ノミ・感染症
野生動物にはダニやノミ、さまざまな病原菌が付着していることがあります。
近隣住民に健康被害が及ぶ可能性もあり、トラブルの原因になることもあります。
害獣駆除の費用相場
害獣を自分で追い出すのは非常に困難で危険です。
また、ハクビシンなどの動物は 鳥獣保護法により勝手な捕獲が禁止 されているため、専門業者に依頼するのが一般的です。
費用の目安は次の通りです。
・調査・見積もり:無料〜数万円
・追い出し・捕獲:5万円〜
・侵入口の封鎖工事:5万円〜20万円
・清掃・消毒・断熱材交換:10万円〜
被害状況によっては、合計で20万円〜50万円以上 かかるケースも珍しくありません。
発見が遅れるほど、費用は高額になる傾向があります。
害獣被害の早期発見ポイント
「何かおかしい」と感じたら、次のポイントを確認してみましょう。
・通気口や軒下に、動物が出入りできそうな穴や隙間がないか
・庭に見慣れない動物のフンが落ちていないか
・柱や壁に爪痕が残っていないか
定期的に空き家を巡回していれば、こうした異変に早い段階で気づくことができます。
被害が拡大する前に、侵入口を塞ぐなどの対策を取ることが重要です。
※本記事の内容は、執筆時点の法令・情報に基づく一般的な解説であり、個別の事案についての法律・税務・登記のアドバイスを提供するものではありません。
実際の手続きや判断にあたっては、必ず弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。

