空き家になると「鍵の管理」が重要になる
実家が空き家になると、兄弟姉妹や親戚、管理業者、リフォーム業者など、複数の人と鍵を共有する場面が増えます。
その際に、
- 郵便受けの中に鍵を隠す
- 植木鉢の下に置く
といった昔ながらの方法を使っている家もあります。
しかし、この方法は泥棒に「どうぞ入ってください」と言っているようなものです。空き家こそ、しっかりした鍵管理が必要になります。
現地キーボックスにも防犯リスクがある
空き家管理でよく使われるのが、ダイヤル式のキーボックスです。
ドアノブやフェンスに取り付けて鍵を保管できるため便利ですが、次のようなリスクがあります。
- 暗証番号の漏洩:一度業者に教えた番号をそのまま使い続けると、情報が広まる可能性がある
- ボックスの破壊・盗難:工具で壊されると、中の鍵を持ち去られる
便利ではありますが、完全に安全とは言えない方法です。
スマートロックが空き家管理に向いている理由
最近では、スマートフォンで鍵の開閉ができる「スマートロック」を導入する空き家オーナーが増えています。
遠隔解錠ができる
業者が現地に到着したタイミングで、自宅からスマホで鍵を開けることができます。
鍵を渡す必要がなくなり、紛失リスクもありません。
一時的なデジタルキーを発行できる
スマートロックでは、
「12時〜14時だけ使える鍵」
のような時間限定のデジタルキーを発行できます。
業者のスマホに送るだけで利用できるため、合鍵を作る必要もありません。
入退室の履歴が確認できる
スマートロックでは、
- 誰が
- いつ入室して
- いつ退出したか
をスマホで確認できます。
作業状況の確認や、不審な出入りの監視にも役立ちます。
費用と導入方法
現在の主流は、工事不要で取り付けられるタイプです。
今の鍵の上から強力な両面テープで貼り付けるだけで設置できます。
代表的な製品には次のようなものがあります。
- Qrio Lock
- SwitchBotロック
本体価格は1万円〜2万円程度が一般的です。
また、Wi-Fi環境がない場合は、
- Bluetooth接続タイプ
- テンキーパッド(暗証番号入力)タイプ
を選ぶことで対応できます。
物理鍵のやり取りをなくすとトラブルが減る
空き家の管理では、
「実家の鍵、誰が持っているんだっけ?」
という状況がよく起こります。
スマートロックを導入すると、物理的な鍵のやり取りが不要になり、鍵の紛失や複製トラブルを防ぐことができます。
空き家の防犯と管理を両立するためにも、スマートロックによるスマートな鍵管理を検討してみてはいかがでしょうか。
※本記事の内容は、執筆時点の法令・情報に基づく一般的な解説です。個別の事案についての法律・税務・登記のアドバイスを提供するものではありません。実際の手続きや判断にあたっては、弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。

