空き家バンクで「すぐ売れる家」と「売れ残る家」
自治体の空き家バンクを見ていると、
- 登録してすぐ成約済になる物件
- 何年も募集中のままの物件
にはっきりと分かれていることが分かります。
これは単に
- 立地
- 築年数
だけが原因ではありません。
売れ残る物件には、情報発信の仕方に問題があるケースが多いのです。
ここでは、空き家バンクで成約させるための3つのポイントを解説します。
① 写真のクオリティと量
まず最も重要なのが写真の印象です。
売れ残る物件
- 写真が暗い
- 荷物が散乱して生活感が強い
- 外観写真が1枚だけ
成約する物件
- 明るい時間帯に撮影している
- 室内が片付いている
- 間取り図がある
- 水回りや景色などの写真が多い
ネットで家を探す人は、写真の第一印象で問い合わせるかどうかを決めます。
暗くて汚い写真は、それだけで候補から外されてしまいます。
② マイナス情報を正直に書く
次に重要なのが情報の正直さです。
売れ残る物件
「詳細はお問い合わせください」など、デメリットを隠している。
成約する物件
- 雨漏り箇所がある
- 駐車場がない
- トイレが汲み取り式
など、マイナス情報を正直に書いている。
移住希望者の多くは遠方から見に来るため、
「行ってガッカリすること」
を最も嫌います。
最初から正直に書くことで、
「この条件でも大丈夫」
という本気度の高い人が問い合わせてくれるようになります。
③ 価格設定の考え方
空き家バンクで売れ残る最大の理由が価格設定です。
売れ残る物件
「親がこのくらいで売りたいと言っている」
という希望価格で掲載している。
成約する物件
次の要素を考慮して価格を決めています。
- 近隣の相場
- リフォーム費用
- 購入後の修繕コスト
そして、
「買主がお得だと感じる価格」
に設定しています。
空き家バンクの利用者は基本的に
「安く買って自分で直す」
ことを前提にしています。
そのため、リフォーム費用を考慮した価格設定が必要です。
まとめ:空き家バンクは「売り方」で結果が変わる
空き家バンクでは、
- 写真
- 情報の透明性
- 価格設定
の3つが成約率を大きく左右します。
また、自治体の担当者は不動産の営業のプロではありません。
写真を撮ってくれることもありますが、どうしても事務的になりがちです。
早く売りたいのであれば、
- 自分で魅力的な写真を撮る
- コメントを工夫する
- 価格戦略を考える
といった「商品を売る意識」を持つことが重要です。
それが空き家バンクで早期成約につながる近道になります。
※本記事の内容は、執筆時点の法令・情報に基づく一般的な解説であり、個別の事案についての法律・税務・登記のアドバイスを提供するものではありません。実際の手続きや判断にあたっては、弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。

