実家を別荘のように使うという選択
「実家を売るのは寂しい」
「週末だけ通って、別荘のように使えないだろうか?」
テレワークの普及により、こうした二拠点生活(デュアルライフ)に憧れる人が増えています。
空き家管理の観点から見ても、定期的に人が泊まりに来ることは、家にとって非常に良い状態です。
しかし、憧れだけで始めると長続きしないケースも多くあります。
ここでは、二拠点生活の現実と、続けるためのコツを紹介します。
現実は「到着したら掃除」から始まる
週末田舎暮らしというと、のんびりしたスローライフを想像するかもしれません。
しかし実際は、まず家のメンテナンスから始まります。
到着直後にやること
- 窓を開けて空気の入れ替え
- 溜まったホコリの掃除
- 虫の死骸の処理
滞在中の作業
- 伸びた雑草の草刈り
- 壊れた設備の修繕
帰る前の作業
- ゴミの持ち帰り(地域によっては捨てられない)
- 戸締まりの最終確認
その結果、
「掃除と草刈りのために通っている」
という状態になり、疲れて通わなくなってしまう人も少なくありません。
無理なく続けるための3つの条件
二拠点生活を長く楽しむためには、いくつかの条件があります。
通いやすい距離
自宅から片道1.5〜2時間以内が理想です。
それ以上遠いと、移動だけで疲れてしまい、通う頻度が減ってしまいます。
最低限のインフラ
快適に過ごすためには、次の設備があると便利です。
- エアコン
- Wi-Fi
- 清潔なトイレ
この部分に初期投資できるかどうかが、継続のポイントになります。
完璧を目指さない
二拠点生活を続けるコツは、完璧を求めないことです。
- 多少の草は気にしない
- 掃除はロボット掃除機に任せる
このくらいの気持ちで取り組む方が長続きします。
管理ではなく楽しみとして考える
実家の維持を管理作業として考えると負担になります。
しかし、
- 家族キャンプ
- BBQ
- DIY
などの遊びの拠点として活用すれば、維持費や労力もレジャーの一部として楽しめます。
実家を
- 重荷にするのか
- 秘密基地にするのか
その違いは、環境整備と考え方次第です。
※本記事の内容は、執筆時点の法令・情報に基づく一般的な解説であり、個別の事案についての法律・税務・登記のアドバイスを提供するものではありません。実際の手続きや判断にあたっては、弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。

