顔のある人形は捨てにくい
実家の片付けで、どうしてもゴミ袋に入れる手が止まってしまうものがあります。
その代表的なものが、
- 日本人形
- ひな人形
- ぬいぐるみ
などの「顔があるもの」です。
「顔のあるものをゴミとして捨てるのは怖い」
「子供の頃の友達を捨てるようでつらい」
この感情はとても自然なものです。
そんな時は、無理に捨てるのではなく供養(くよう)という方法で手放すことを考えてみましょう。
神社やお寺での人形供養
多くの神社やお寺では、定期的に人形供養祭やお焚き上げを行っています。
僧侶や神職がお祓いや読経を行い、人形の魂を抜いてくれるため、安心して手放すことができます。
持ち込み方法
- 供養祭の開催日に直接持ち込む
- 常時受付をしている寺社へ持参する
費用の目安
ダンボール1箱(みかん箱サイズ)で
3,000円〜1万円程度
が一般的な相場です。
郵送でできる人形供養サービス
近くにお寺や神社がない場合や、持ち込みが難しい場合は郵送供養サービスを利用する方法もあります。
例えば次のようなサービスがあります。
- 遺品整理サイトの供養サービス
- 寺院が行っている郵送供養
基本的な流れ
- インターネットで申し込み
- 供養キットが届く(または自分で箱詰め)
- 寺院へ発送
全国どこからでも利用できるため、実家が遠方の場合にも便利です。
自宅でお清めして処分する方法
費用をかけられない場合や、人形が大量にある場合は、自宅でお清めをして処分する方法もあります。
基本的な手順は次の通りです。
- 人形の汚れを軽く拭き取る
- 白い紙(半紙など)の上に置く
- 感謝の言葉をかけながら塩でお清めする
- 白い紙で顔を包む
- 他のゴミとは別の袋で処分する
「ありがとう」と声をかけて送り出すことで、気持ちの整理がしやすくなります。
人形供養は心の整理のための儀式
人形供養は、人形のためというより持ち主の心の整理のための儀式とも言えます。
「ごめんね」と言いながら捨てるよりも、
「今までありがとう」
と言って送り出す方が、気持ちよく手放すことができます。
この小さな儀式が、実家の片付けを「処分」ではなく思い出との卒業に変えてくれるのです。
※本記事の内容は、執筆時点の法令・情報に基づく一般的な解説であり、個別の事案についての法律・税務・登記のアドバイスを提供するものではありません。実際の手続きや判断にあたっては、弁護士・司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。

